国立研究開発法人 産業技術総合研究所(産総研)とのコラボレーションにより、地球がつくりだすパワフルで複雑な13柄をラインナップしました。
産総研の技術コンサルティングを活用し、地質標本館協力のもと岩石の顕微鏡写真を撮影。そこから壁紙のサイズまで700倍以上の大胆なスケールアップを行いました。古くは3億年前にできた岩から恐竜の生きていた時代の岩、現代は海底噴火によってできた新たな島の岩石まで。
地球の記憶と共に紡ぎ出された魅力をミクロの視点で切り出し、新しい角度から表現しています。
岩石薄片は、主に地質研究や調査のための試料として使われます。
岩石を高度な技術で厚さ0.03mmまで研磨し、それを顕微鏡で覗くことで、自然物でありながら個性的で独特な意匠を捉えることができます。
そして、本デザインは全て顕微鏡で見たままの世界が再現されているため、大きな編集は加えていません。
石目を構成するモチーフが非常に細かいため、大壁面でも自然な印象に。
遠くから見ると一般的な石のようなデザインも、近くで見ると全く異なる質感や表情を見せる点も本ラインナップの特徴となっています。
産業技術総合研究所 NEW LINE-UP
13種類のデザインは岩石の分類上、様々な種類を取り上げています。中でも”玄武岩 – 西之島火山”は、東京の小笠原諸島に位置する海底火山の噴火によってできた比較的新しい島の試料で、限られたメンバーが採取できる貴重なものになります。ほか、”ナノ化石-ココリス” はインド洋の海底に堆積した泥状のものですが、ナノ化石という非常に微小なプランクトンの化石が宇宙に輝く星のように見えます。