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ニュース - 壁紙WhO

レタッチャー・フォトグラファーの安藤瑠美がCREATORSに加わりました

2025.03.25
Information

レタッチャー・フォトグラファーとして活動する安藤 瑠美(あんどう るみ)の壁紙6点をリリースしました。

自身の作品群である「TOKYO NUDE」から選定された6点は、都市写真の中にある人間のコミュニケーション要素(看板や広告、開口部など)をレタッチ技術によって排除することで、文明を脱ぎ捨てたまっさらな都市の様子を表現。どこか不思議な虚構の都市が室内空間に突如として現れます。

 

こちらのラインナップは、国内外で活躍するクリエイターたちが自由な発想で壁紙を生み出していく「CREATORS」のカテゴリーにて展開します。

CREATOR INTERVIEW

今回のリリースにあたり、作品の背景や空間における壁紙の魅力、今後の展望を安藤瑠美さんに語っていただきました。


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今回、安藤さんの作品シリーズ「TOKYO NUDE」を拝見し、WhOから壁紙としての展開をオファーさせていただきました。改めて、「TOKYO NUDE」のコンセプトやストーリーについて教えてください。

私は岡山で生まれ育ち、大学受験を機に上京しました。田舎から出てきたこともあり、当初は都会の生活に閉塞感や孤独感を抱いており、正直都会の空気感は苦手でした。そんなとき参加していた学外活動にて、写真で「ヌード」を表現するという課題が出題され、ビルや住居の外観を“スキン”として捉えることを思い立ちました。その後、更にレタッチで看板の文字やドアや窓といった人間のコミュニケーションの要素を排除していくことで、建物がより一層むき出し(=ヌード)の状態になっていく様子に面白さを見出しました。

——壁紙として展開するにあたり、「TOKYO NUDE」シリーズからこの6作品を選定した理由を教えてください。

寄っても引いても楽しめるデザインであること、壁面に配置されることでワクワクする色合いであること、そして都市をポジティブに捉えられるような作品であることを基準に選定しました。

 

——壁紙を制作する際、こだわった点や普段との違いはありましたか?

普段の作品では自分でクロップ位置や構図を決められますが、壁紙はどのようなサイズ・壁面で使われるかわからないため、どこでトリミングされても成立するような構成を意識しました。 また、普段はリピートをつけることがないため写真を用いたリピートパターンを作ることが大変でした。

 

——今回の壁紙はどのような空間に使ってほしいですか?

空間サイズが限られたホテルなどに使ってほしいですね。小さな空間でも、写真の中の建物の遠近感を活かすことで、部屋の広さの感じ方に影響を与えられるのではないかと思います。また、都市部のホテルでは窓が小さく外の景色を感じにくいことが多いですが、壁紙を通じて屋外の雰囲気を取り入れるのも面白そうです。

——最後に、今後の展望について教えてください。

「TOKYO NUDE」はライフワークのように続けていきたいと考えています。また、機会があれば海外の都市でも撮影を行いたいです。また、見る人が「これなんだろう?」と視覚的に不思議に思うような、見たことのない作品をつくっていきたいと考えています。壁紙もぜひ、また新たなシリーズで展開したいですね。

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CREATORS / RUMI ANDO

 

安藤 瑠美(Rumi Ando) / レタッチャー&フォトグラファー
1985年岡山県生まれ。2010年に東京藝術大学美術学部先端芸術表現科卒業後、現在はレタッチャー&フォトグラファーとして活動中。
2007年にエプソンカラーイメージングコンテスト2007 佐内正史賞、2019年にTHE REFERENCE ASIA「PHOTO
PRIZE 2019」ナタリー・ハーシュドーファー選優秀作受賞。
写真集に『TOKYO NUDE』がある。
https://www.instagram.com/andytrowa

 

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