グラフィックデザイナー、イラストレーターとして活動する坂口 拓の壁紙1点を、WhO・CREATORS「CREATORS CIRCLE」内にてリリースしました。
クリエイターからクリエイターへ、紹介によって数珠のようにバトンをつないで壁紙をデザインしていくリレープロジェクト『CREATORS CIRCLE』。
アーティスト・中谷大知からスタートした「#ARTGOESON」とのコラボラインから2作目となる今回は、グラフィックデザイナー、イラストレーターの坂口拓が登場。
巧妙なだまし絵効果を応用した、不思議で気になるグラフィックデザイン。ギミックの効いた複雑なデザインながらも、色や線の構成は明快かつシンプルでモダンな印象をも与える作品です。
Crossing Funny Object / CRCC024
坂口 拓より制作コメント
だまし絵効果を利用して作成しました。
道路にもブロックにも見える立体物が複雑に絡み合った図案です。 縦横無尽に伸びる立体物の行く先を辿っていくと、3次元では成立できない違和感に気づきます。いつまでも道を辿っていたくなる楽しさもあります。 イギリスの数理物理学者ロジャー・ペンローズが考案した「ペンローズの三角形」の構造を応用し交差や合流などを描いています。近くで見ると1枚のピース上で交錯する立体物の不自然さに気づきますが、上下左右につながるように設計したピースをタイル上に並べると自然にも見えてくる普遍性が現れます。 “迷路のような楽しさ”、”壁紙としてのクールな印象”、”うるさすぎない適度な抜け感”を意識し制作しました。坂口 拓(さかぐち たく) / グラフィックデザイナー、イラストレーター
1981年三重県生まれ大阪在住。「視覚を惑わすミニマルイラスト」をコンセプトに、遊び心のあるイラストなどやトリックアートなどの制作活動をしています。近著は『イラレ 魔法のデザイン』(出版社:ソーテック社)共著で執筆。 Instagram : https://www.instagram.com/taku_sakaguchi_