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ニュース - 壁紙WhO

アーティスト、書家、写真家-それぞれの世界観から生み出されるデザイン。「CREATORS CIRCLE」より3点をリリースしました

2024.07.04
Information

クリエイターからクリエイターへ、紹介によって数珠のようにバトンをつないで壁紙をデザインしていくリレープロジェクト『CREATORS CIRCLE』。

今回は、それぞれ別のラインでバトンを受けた3名のデザインを同時にリリースしました。

 

まず1人目は、大阪発信のアートプロジェクト「#ARTGOESON」とのコラボラインより、写真家・後藤芳貴が登場。多重露光を活かした撮影技法により、異なる景色も重なり合いながら繋がっていく。そんな独特の世界観の表現を、室内空間へも広げました。

後藤芳貴より制作コメント

古典絵画の絵巻物をイメージしたフィルムカメラによる多重露光。隣り合うコマを半分ずつ重ねながら撮影を続け、フィルムを現像をすると全てのコマが繋がった写真に仕上がる特殊な技法。スチル(静止)写真でありながらも動画のような面白さを伝えたい。

 

Scroll / CRCC028

 

後藤 芳貴(Yoshitaka Goto) / 写真家

京都産業大学経営学部卒。フリーランス写真家。2018年写真事務所ジャムアーツ設立。2008年に旧ソ連を起源とするLomography(ロモグラフィー)社製のフィルムカメラに出会い、実験的な表現やクリエイティブな自由を追求する世界中のロモグラフィーユーザーに触発され、一つのコマに異なる被写体を重ねて撮影する技法の「多重露光」に没頭。このアナログな技法によってSF映画や絵画的な世界感を持つ作品を数多く制作。特に映画監督クリストファー・ ノーラン氏の時間と空間が交錯する映画作品やマグリットなどによる超現実主義の絵画作品から大きな影響を受けてきた。それらは時に幻想的で時にクレイジーな作品として様々なコンペで評価を受ける。作品発表は各地で個展を開催し、国内外のアートフェアにも出展。また作品は各種広告や書籍の装幀、音楽ジャケット、企業カレンダー等のアートワークに提供。一方でフィルムカメラに よるワークショップの講師を各種学校や施設で勤める。2018年にバッファロープレスより「Inception」、2019年に233 PRESSより「X-ing」、2023年3月に233PRESSより「Mission」を出版。

2人目は、三浦半島を拠点に活動しているアーティスト・八木亮太郎。同じエリアで活動している、うそみたいなコップ・笹沼まきこからの紹介でバトンを受け取った八木は、壁紙の原寸サイズもの大きな画用紙へ、手指いっぱいを使って温かみのあるバラを描きました。

八木亮太郎より制作コメント

きれいなようで荒いような。
ベースの白も花も全部、手と指で描きました。
どこかで見たことあるような、
ばらの花の模様の壁だけど手描きの温もりを感じれる、
そんな壁紙になったと思います!

 

ばら / CRCC029

 

八木 亮太郎 (Ryotaro Yagi) / 画家
1985年生まれ。18の頃より渋谷の駅前で絵を描き始める。その後さまざまなイベントでのライブペイントや、国内外を旅しながら油絵、壁画の制作活動をする。2012年から神奈川県の三浦半島に移住し活動。シルクスクリーンでTシャツ制作、販売も始める。もののもつ力強さを描くのが今の大きなテーマ。
instagram / @ryotaroyagi

 

3人目は、書家・杉浦晴香。墨で書く(描く)ことの魅力を熟知している彼女だからこその、濃淡や白地の間合いを活かした表現が魅力。墨のにじみの中に、和紙の風合いも感じる柔らかな一枚です。

杉浦晴香より制作コメント

制作期間が3月だったこともあり春の少し霞がかった景色や冬から春に変化していく空気感を墨の表情を生かして表現しています。おぼろげな印象になるよう薄墨を重ね、滲みの表情が多く出るように描いています。

 

霞 / CRCC030

 

杉浦 晴香 (Haruka Sugiura) / 書家

1992年生まれ。飲食店のお品書き、ロゴ制作、看板、表札などの筆耕を行う。また墨の表情を切り取った作品づくりや、書くことの日常化をテーマとした「葉々」というプロダクトラインで、ものづくりも行なっている。
Instagram / @sugiura_haruka

 

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