2024年10月18日(金)~27日(日)に開催された日本最大級のデザイン&アートフェスティバル「DESIGNART TOKYO 2024」へWhOが初出展しました。
六本木のAXISビルに約130点の壁紙が連なるインスタレーション「WALLPAPER LABYRINTH」を展示。アーカイヴとしてオンライン上にも同じ空間をご用意しました。迷路を探索したり、商品情報もご確認いただけますので、ぜひ併せてお楽しみください。
DESIGNART TOKYO 2024 at AXIS Bldg
約130点の壁紙で構成された”WALLPAPER LABYLINTH”が会場を彩りました
《展示コンセプト》
WhOでは3000点近いデザインが用意され、公共や住居に関わらず壁が空間を制御し新たな場の在り方を教えてくれるのです。
私達は空間イノベーションの可能性を探るための装置として、壁紙が単なる背景を超え、空間を形作る中心的な存在として輝きを放つことを夢見ており、訪れる人々と共に多彩な色彩とパターンの迷路に迷い込み、選択の楽しさや新たな発見を見いだす展示空間を提案いたします。迷うプロセスそのものが、クリエイティブな空間表現の新しい視点を導き出し、デザインの境界を超える革新的な可能性を開く鍵となるのです。空間に吹き込まれる無限の可能性は現代の社会環境そのモノを捉え、未来の空間デザインに向けた旅路としてお楽しみ頂ければと思っています。
展示ディレクション:graf
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グリッド上に張り巡らされた壁紙の迷路に足を踏み入れるとCOOL(寒色)とWARM(暖色)の二手に分かれ、お好きなルートを選んで進みます。
実際はどちらも巡ってくださった方もいらっしゃいましたが、中には迷われて出口が分からなかったという方も…それも含めて今回の展示コンセプトに沿って体験いただけたのではないでしょうか。
奥には円卓にサンプルや施工事例などの紹介資料をご用意。お越しいただいた方と会話をしたり、実物を見ながら壁紙のテクスチャを感じていただくこともでき、ショールームのような展開も叶いました。
壁紙を広い視野でみつめる、ふたつのトークイベントを開催
10/24(木)と25(金)にはそれぞれ異なる登壇者をお招きして、トークイベントを開催。
24日は「空間デザインのイノベーション」をテーマに、NOSIGNER代表、JIDA理事長、WDO 理事、デザインアクティビストなどさまざまな肩書をもつ太刀川 英輔さんと、WhO立ち上げの頃からクリエイティブディレクションを務め、今回の展示ディレクションにも関わっていただいた、graf代表の服部 滋樹さんにご登壇いただきました。それぞれの経験則やアカデミックな観点から壁紙だけでも考えられる可能性がたくさんあり、ひいては空間デザインに対してもさまざまな考察を展開していただきました。詳細はWhO公式インスタグラムにて動画も配信していますので、ご興味ある方はぜひご覧ください。
●空間デザインのイノベーション – 太刀川 英輔×服部 滋樹 トークイベントはこちら:
https://www.instagram.com/p/DBgFb4Jyp-W/
25日は空間設計に関わる内田 建さん(SL+A Japan/デザイナー)、小松 洋子さん(コクヨ株式会社/デザイナー)、前原 洋介さん(プラス株式会社/企画推進部 部長)のお三方にご登壇いただき、”オフィス設計から紐解くグラフィックの可能性”をテーマに、実例を交えながら語っていただきました。グラフィカルなデザインを空間に取り入れたさまざまな事例と写真が展開。建つ土地や誰のためのスペースか、どういった態度変容を起こすべきかなど、あらゆる要素を考えデザインに落とし込んでいることが分かり、またそのプロセスも三者三様で非常に有意義な時間となりました。
トークイベント含め今回の展示会へ多くの方にお越しいただきました。
足を運んでくださった方々、ありがとうございます。
これからも多くの空間に使われるようデザイン展開を進めていきたいと思いますので、今後ともWhOをよろしくお願いいたします。